想い出のなかの、養殖魚

赤く、紅く、朱く、そして漆黒へ

徒然なるままに。

沢木と申します。

 

日本一の養殖産地といわれている、宇和海のほとりで、魚類養殖業に携わっておった者です。

 

引退して久しいのですが、かつての日々を、最近 ふとしたきっかけに思い出すことが多く、懐かしさのままに 書き留めておこうと、このたび ブログを始めてみました。

 

養殖が、好きか嫌いかと聞かれますと、

「魚は好きだが、

 養殖魚なら なんでも好きだと言うわけではない。

 むしろ、一般の養殖魚は、嫌いである。」

 

そう、お答えしたい。

養殖魚というものは、

それが、魚種が、マダイ、ハマチ、マアジ、カンパチ、シマアジ・・・ 種類こそ多くあれど、

ぜんぶが美味しいものでは、けっしてないからです。

 

魚類養殖業に携わっておりますと、

(おそらく、どんな分野でもそうでしょうけれど)

あまり知りたくない事柄まで知ってしまうために、出所のしれぬモノというものは、おそろしいものです。

 

 

さて、徒然なるままに、書こうと思います。

もし、興味を引かれましたら、末永く お付き合いいただけましたら幸いです。